浜松オート係員死亡事故で選手黙とう 係員の安全マニュアルなく事故後タイヤで応急防護

3日浜松市のオートレース場で選手同士の接触の後、無人となったオートバイが係員に衝突し死亡する事故がありました。4日のレース前に選手たちが黙とう捧げ、会場では応急的な対策が行われていました。

浜松オートレース場では4日、レース前に選手たちが黙とうをしていました。

3日レース中のオートバイが救護係を担当していた59歳の男性係員に衝突し、男性が死亡しました。

事故が起きたのは3日午前11時頃の第1レースです。

スタート直後に選手同士が接触。このうち1人がオートバイから落車し、無人となったオートバイはコースの内側にいた男性係員に衝突しました。

男性は頭などを打ち心肺停止の状態で救急車で運ばれましたが、病院でまもなく死亡が確認されました。

落合健悟記者 「きのうの事故を受けて浜松オートレース場では同様の事故を防ごうと、コースの内側にタイヤを置いて対策しています」

事故から一夜明け、4日のレースは防護壁としてコース外に使わなくなったタイヤを重ね、係員の配置もこれまでよりコースから遠い位置にしました。

浜松市公営競技室・池野聡明室長 「まずはできるところから取り組むということで行った対策であり、今後より安全なオートレースの開催ができるようにオートレース関係団体等と協議・研究しながら事故防止に有効な対策をしていきたい」

今回の事故については、警察が当時の状況など事故の原因を詳しく調べています。

浜松支社・落合健悟記者:
(Q.事故の原因としてわかってきていることは)
きのう(3日)の事故直後から警察による見分が行われ、詳細な原因についてはまだ特定されていません。ただ警察や運営団体によりますと、レース中はコースが雨の影響で濡れており、タイヤが滑ってしまったことも原因として考えられるということです

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(Q.事故を防ぐことはできなかったか)
今回事故にあった男性は市から委託された運営団体の職員でした。選手が事故を起こした際などに素早く駆け付け、選手を搬送したり、倒れたオートバイをコース外へと運び出すなどの役割を担っていて、レース中はコースの内側で待機しています。浜松市によりますとレーサーの死亡事故を防ぐためコースの外周や内側の支柱には緩衝材が設置されています。一方で係員が被害に遭う事故はここ2、30年で発生しておらず、係員に対する対策やレース中の安全確保のためのマニュアルなどは存在していなかったということです。ただ今回こうした悲惨な事故が起きてしまった以上、原因の究明とともに対策が必要不可欠です